7月9日の午前2時過ぎ。
前日に約50cmのMJと70cmレディーフィッシュをキャッチしたものの、
目の前で炸裂したメーターオーバーのGTが暴れる様子が
脳裏から離れず悶々としていた私は、仕事が終わるとそのまま
深夜の昨日のポイントへ向かったのでした。
(前回の記事はコチラ↓↓↓)
http://nightfishingokinawa.ti-da.net/e8807407.html
干潮より2時間ほど前にポイントに到着。
相変わらず今日もボラがワラワラと集まっており、
子ボラめがけて中型の魚が突っ込んで
小さなナブラが起きている。
うーん、いいカンジだ。
この状況だと今日もGTがきっといるはずだ。
ということで、本日は48gのやや大型のポッパーで
水面でアピールしまくってみることにした。
実はこのサイズのポッパーを扱うのは始めて。
Youtubeで予習していたので、
アクションは悪くないはずだ。
ロングジャークで盛大なスプラッシュをあげてみたり、
小刻みなトゥイッチでポコンポコンと誘ってみたりするも
ナカナカ魚は出てくれない。
とりあえず着水音がデカイので、
もしかしたら魚を散らしてしまっているのかもと思い、
キャスト→しばらく放置→アクションで誘う。
逃げ惑うボラの動きを観察してみると、
トゥイッチではなく、幅の短いジャークの方が
それっぽく見えそうだ。
ジャ、ジャ、ジャ、ジャ
2秒ほどステイ。
ジャ、ジャ、
シュパッ!!
派手な音ではないが、水面を割る音とともに
下に引っ張るようなテンションがロッドに掛かった!!
渾身の力でオモクソ合わせた刹那、
PE2号を巻いたバイオマスター4000SWのドラグが唸りを上げた。
ミサイルのような勢いでラインが出て行く!!
ドラグの音も「ジーーーーーー」ではなく、
「ギャイィィイイーーーーーー!!!!」と
甲高い音で鳴いている。
スゲェ、全然止まんねぇ!!
ヨシャ、GTか!?
と思っていると、遥か彼方、外灯にうっすらと照らされた水面で
細長くてデカイ魚が豪快にジャンプをした。
デカいレディーフィッシュだ!!
少しガッカリしたものの、今まで味わったことのない
素晴らしいファイトだ。ラインも止まる気配がない。
50mほどラインが出たところで、漸く勢いが止まった。
すかさずポンピングで反撃。
5m寄せて3m走られるを繰り返しながら距離を詰める。
10mほど手前まで寄せたところでセカンドラン!!
ギャイーーーーとラインが横に走る。
中古のスパルタス風神(10年選手)が弓なりに曲がり悲鳴をあげる!!
と、突然セカンドランがストップ。
一瞬外れたかと思ったがロッドは重い。
うーん、どうも根に潜られたようだ。
そっか、そっか。
じゃあこんな時は俺もゆっくり待とうじゃーないかい。
腕も痛いし、背筋も痛い。
ということで、ドラグをユルユルにして暫く放置。
数分後、ロッドにゴッゴッゴッという感触が伝わって来ると、
ゆっくりと魚が泳ぎ始めた。
再びドラグを締めてファイト。
魚も抵抗を試みるも、かなりお疲れのようだ。
この勝負、俺がもらった!!
ってことで、どうにかランディング。
メジャーがないので手で測ってみたところ、
約90cmの立派なレディーフィッシュだった。
お互いの健闘を讃えてリリース。
いやぁー、素晴らしい闘いだった。
が、
俺の狙っているのはコイツじゃねぇ!!
闘いの余韻に浸りつつも、水面を観察していると、
大きなボラの群れが水面で右往左往している。
「あ、絶対いる。確実にいるぞ、コレ」
と思っていると、突然
ドッパァァァアアン!!!!
水柱が炸裂して、20cmほどのボラが
跳ね飛ばされているのが目視出来た。
GTだ!!!!
すかさずボラのスクールの向こう側にキャスト。
短いジャークを入れながら水面をリトリーブしいると、
ボシュ!!!!
あまり派手ではないが、水面を割る音とともに、
一気にロッドにかなりのテンションが掛かった。
重い。
今までに味わったことのない重量感。
間違いなくGTだろう。
が、想像していたよりも走らない。
アレ?
コイツ本当にGTか?
と思っていると
突然の猛烈な首振り!!
グワングワンと首を振る感触が伝わってきた刹那、
ふとロッドが軽くなった。
うわぁぁぁああああ、
外れたぁぁぁああ!!!!
ルアーを回収してみると、太っといフックが
ものの見事に捻じ曲げられていた。
↑日が昇ってから撮影。
すぐにルアーをでかいペンシルに交換して
水面を探るもトップに対して渋くなってしまったようで
全然魚が食ってこない。が、、相変わらず水面はざわつき、
時々デカい水柱が上がっている。
ってことで、
今度は12cmのミノーにルアーを変えて、
ナブラの向こう側にキャスト。
一投目、ナブラのど真ん中をミディアムリトリーブで
ゆるゆると巻いていると、水面がモワ〜〜ンと盛り上がったかと思うと、
ゴン!!
という強烈なバイト!!
すかさずフッキングをすると、
今度は大きな首振り一発。
ルアーのトリプルフックの針の部分を
根こそぎ持っていかれました。
この日はこれにて終了。
翌日、再度同じ場所で再度チャレンジするも、
同じく12cmのミノーで強烈なアタリがあったものの、
今度はドラグの設定を間違えており、
フッキングした瞬間に
ラインブレイク。
2日で3匹のGTを掛けるものの、
結果的にはコテンパンに惨敗でした。
惨敗...というか、勝負すらさせてもらえなかったような、
「まだまだ甘めぇーんだよ!!顔洗って出直してきな!!」
カンジです。
何でGT用のタックルがあんなにゴツイのか、
何でGTを狙う人たちがあんなに体を鍛えているのか、
身をもって知ることが出来ました。
GTは獲れなかったけど、ひとつ分かったことは
クソ面白ぇ!!
ということです。
ということで、まだ見ぬGTを求めて、
今夜もナイトゲームに繰り出すことにします。